ソフトバンクからワイモバイルへの乗り換え手順は、ワイモバイルへの申込み、回線切替、APNの3手順で完了します。この記事ではその全手順をわかりやすく解説しています。
『乗り換え』っていう言葉を聞くと「難しそう、、」というイメージを持つかもしれませんが、ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換える手順はたったの5つしかありません。
- SIMロックを解除する(※1)
- MNP予約番号は不要(※2)
- Yモバイルに契約を申し込む
- SIMカードを受取り、回線切替を依頼する
- APN設定をする(※3)
※1:新規にスマホ端末を購入する場合は不要
※2:新規に電話番号を取得する場合は不要、ソフトバンクからMNP乗り換えるなら取得不要になりました
※3:Yモバイルで購入したスマホ端末の場合は不要
もちろん、「いまSoftBankで使っているスマホをそのまま使うか」とか、「電話番号だけ乗り換えて、ワイモバイルで新しいスマホを購入する」といった2種類のパターンがありますが、基本は上記イラストの5ステップで完結しちゃいます。
ということでこの記事では、
- ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換える準備
- ワイモバイルへの申込み方
- ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換えるタイミング
- ワイモバイルを申し込んだ後の初期設定
を丁寧にまとめました。
1~10まで説明している分、少し文書が長くなってしまみますが初めてソフトバンクからワイモバイルへ乗り換える方でもしっかりと理解できる構成になっているので、最後までお付き合い頂ければ嬉しいです!
それでは、いってみましょう。
目次
- 1 いまSoftBankで使っているスマホをそのまま使うか、ワイモバイルで新しくスマホを購入するか決めておこう
- 2 SoftBankからMNP予約番号の取得手順
- 3 Yモバイルへ申し込もう
- 4 ワイモバイルからSIMカード(端末セット)が届いたら回線切替をしよう
- 5 SIMカードのみを申し込んだ方は、開通後APN設定をしよう
- 6 Yモバイルが利用開始になったら、Yahoo!JAPAN IDと「My Y!mobile」の紐付けをしよう
- 7 SoftBankからワイモバイルへの乗り換えで確認しておきたいコト
- 8 端末をそのまま使う方:「SIMのみ」の乗り換えは写真や電話帳、アプリは全てそのまま使える
- 9 まとめ:Softbankからワイモバイルへの乗り換えは初心者でも簡単
いまSoftBankで使っているスマホをそのまま使うか、ワイモバイルで新しくスマホを購入するか決めておこう
まず、肝心のYモバイルで使うスマホですが、以下の2パターンが想定されます。
- SoftBankで使っているスマホをそのままYモバイルで使う
- SoftBankから乗り換えるのをキッカケに新しいスマホを購入する
①SoftBankで使っているスマホをそのままワイモバイルで使うにはSIMフリー化が必要
SoftBankを含むキャリアで購入したスマホには自社回線しか使えないように「SIMロック」呼ばれる”鍵”のようなモノがかけられています。
この鍵がかかっている状態だと、ワイモバイルのSIMカードを使うことはできません。
実際にワイモバイル公式で確認できる「動作確認端末一覧」でもSIMロック解除の必要性は確認できます↓
SoftBankのSIMロック解除の条件と手順について
それでは、まずはSoftBankのSIMロック解除の条件を確認しておきましょう。
SoftBankのSIMロック解除に必要な条件は以下のとおりです。
- 2015年5月以降の機種
- 端末購入から101日が過ぎていること
- ネットワーク利用制限がかかっていないこと
- 故障していないこと
- 料金の未払いがないこと
- 契約者本人であること
また、SIMロック解除は2015年5月に国から義務付けられたため、基本的に2015年5月以降に発売された機種が全てSIMロック解除の対象になります。
iPhoneは基本1機種しかないので、シンプルですがAndroidスマホはメーカーやシリーズが豊富ですし、利用不可になっているスマホもあるので、Androidの方は公式で用意されている「動作確認端末一覧」で確認しておきましょう。
SoftBankのSIMロック解除手順は、別記事にて解説しています。
SIMロック解除ができないSoftBankのスマホはどうすればいいの?
SoftBank版のiPhoneやAndroidスマホをYモバイルで使うには、SIMロック解除が必須です。
ですが、SIMロック解除が可能なのなのは、iPhone6s以降なのでiPhone6より前はYモバイルで使うことができません。
SoftBank版のiPhone6であれば、同じSoftBank回線を使った「LINEモバイル(Sプラン)」「マイネオ(Sタイプ)」の利用で、そのまま使えます。
ただし、iPhone6はiOS 13からサポートが外れてしまうので、このタイミングで新しいスマホを購入するのも僕はアリだと考えます。
②ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換えるタイミングで機種変更しようと考えている方
上記でも少し触れましたが、ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換えるタイミングで新しいスマホに変更する方も多いかと思います。
機種 | 機種名 |
iPhone | iPhone SE2/12 |
Android | かんたんスマホ2、Android Oneシリーズ、Xperia 10Ⅱなど |
ワイモバイルで扱っていないスマホや最新のiPhoneを使いたい方は自分で用意しよう
因みに僕は、4年前に格安SIMに乗り換えたタイミングでずっとApple Storeで購入したSIMフリー版のiPhoneを使っています。
↓Apple Storeで購入したSIMフリー版のiPhone SE(第2世代)↓
※余談ですが、SIMフリー版のiPhoneはYモバイルに限らず国内ほぼ全ての格安SIMが使えるオールラウンダーなのでメッチャお薦めです。
Apple StoreではYモバイルのSIMカードも一緒に申し込むことが可能ですが、オンライン限定のキャンペーンが何一つ使えないのでApple Storeで購入するのはSIMフリー版の端末だけにしておきましょう
自分でAndroidスマホを用意する方は対応バンドに注意しよう
初心者の方がSIMフリー版のAndroidスマホを自分で購入する方は1つ注意が必要です。
初心者には少しハードルは高いですが、Yモバイル(SoftBank回線)の対応バンドに適応している人気スマホも沢山あるので、気になる方はチェックしてみてくださいね。
- HUAWEI nova lite3
- OPPO R17
- 富士通 arrows M04
- Zenfone 5
- moto g7 plus
SoftBankからMNP予約番号の取得手順
※2020年7月時点では、ソフトバンクからワイモバイルへの乗り換えであればMNP予約番号は不要です。申込時に「My Softbank」へのログインは必要になります。
- ソフトバンク携帯から:5533
- 一般電話から:0800-100-5533
- (受付時間はどちらも9:00~20:00)
このMNP予約番号は直接SoftBankショップに出向いても取得できますが、時間帯や曜日によってはスタップと話をするまでに2時間かかることもあるので混雑時は注意しましょう。
その他、MNP予約番号の発行はSoftBankを解約すると同義語なので多少の引き止めはあります。対面で話をするのが苦手な方は「電話での取得」をオススメします。
MNP乗り換えに関する注意点やMNP転出にかかる手数料の説明を受けた後、簡単なアンケートに答えれば口頭でMNP予約番号とMNP予約番号の有効期限を教えてもらえます。
SMSでも届きますが、一応電話を切る前に「SMSでも受け取れますか?」と確認しておいてくださいね。
↓SMSで送られてきた予約番号↓
MNP予約番号の有効期限には注意しよう
SoftBankで発行してもらったMNP予約番号の有効期限は発行日から15日間になります。
ただし、Yモバイルへ乗り換えるためにはこの有効期限が10日以上残っていることが条件になっているので注意しましょう
↓ ↓
この有効期限が足りないと、Yモバイルへ申し込んでもキャンセル扱いになってしまって、再度取り直しという面倒なループになってしまうので、取得後はそのままYモバイルへ申し込むのが一番確実です!
Yモバイルへ申し込もう
次はいよいよYモバイルに申し込みます。
また、YモバイルにMNP乗り換えで申し込む際には以下の3つが必ず必要になるので、事前に準備しておきましょう。
- MNP予約番号(Softbankからは不要になりました)
- 本人確認書類(免許証・保険証など)
- クレジットカード
また、口座振替にも対応していますが、別途口座振替の申込み用紙を取り寄せするなど通常よりも手間がかかってしまうので、基本はクレジットカードを推奨しています。
Yモバイルの申し込み手順は以下の通りです。
- (端末セットの場合)利用する端末とカラー、支払い方法を選択
- (SIMカードのみの場合)SIMカードのサイズを選択
- 契約方法で「のりかえ」を選び、現在使っているキャリアを選択
- 料金プランおよびオプションを選択
- 本人確認書類のアップロード
- MNP予約番号の入力
- 契約者情報(名前や住所)の入力
- 支払い方法の入力
実際の申込みレビューは別記事でまとめているから、そっちを参考にしてね
↓ ↓
ワイモバイルからSIMカード(端末セット)が届いたら回線切替をしよう
Y!mobileからSIMカードが届いたら、同封されている書類に記載してある電話番号に電話をかければ(10:00~19:00の間)約1時間前後で「回線切替」が行われます。
↓以下の電話番号に電話をかけよう
◆ワイモバイルカスタマーセンター切替専用窓口
- 0800-919-9809
- 午前10時~午後7時まで
- スマホからでも、固定電話からでもOK
- 自分の電話番号と申込み時に決めた4桁の暗証番号の入力が必要
- 最後に「1番」の”はい”で切替申込みは完了
Yモバイルへ回線が切り替わると同時に、これまで使っていたSoftBankは自動で解約扱いとなります。
SIMカードのみを申し込んだ方は、開通後APN設定をしよう
「SIMカードのみ」を申し込んだ方は、Yモバイルへの開通作業が完了したら「APN」と呼ばれる初期設定をしなければなりません。
現在(2021年9月)はWi-Fiに接続し、iOSを最新バージョンにアップデートして、[キャリア設定アップデート]が完了していればAPNは完了しちゃいます。
https://www.ymobile.jp/store//yservice/howto/simfree_iphone/apn/
APNに関しては、ワイモバイル公式サイトの「初期設定方法」で詳しく解説されていますので、合わせて参考にしてください。
また、APN設定はiPhoneとAndroidで設定手順が異なるので、別記事にて詳しくご紹介しています。
↓ ↓
Yモバイルが利用開始になったら、Yahoo!JAPAN IDと「My Y!mobile」の紐付けをしよう
この作業はしなくてもY!mobile自体は使うことができますが、キャンペーン(タイムセールなど)の条件で初期設定の紐付けが必須になっていることが多いので、必ず設定しておきましょうね
最初だけちょっぴり面倒かもしれませんが、一度設定してしまえば最低でも2年は触れることがないので、サクっとやっちゃいましょう。
SoftBankからワイモバイルへの乗り換えで確認しておきたいコト
auからYモバイルへ乗り換えるということは、auを解約すると同義語になるので、これまでauで可能だったことができなくなるという多少のズレが生じます。
確認1.SoftBankからのMNPはキャンペーンが対象外(または減額)されていることが多い
中々ショッキングですが、「Y!mobileオンラインストア ヤフー店」で開催しているキャンペーンの「SIMのみ」の申込みは、SoftBankからのMNP乗り換えには対応していません。
ただし、「端末セット」の場合は最大5,555円分のPayPayは対象です!
キャンペーンの恩恵は少ないが利用後の恩恵は多い
乗り換え時の恩恵はありませんが、長期的に考えるとSoftBankからYモバイルへ乗り換えてもメリットはたくさんあります。
- PayPayのキャンペーンを最大限に受けることができる
- 月額462円のYahoo!プレミアム会員費が無料
- ソフトバンクWi-Fiスポット無料
- LINEの年齢認証ができる
- キャリア決済が使える
- 実店舗が他の格安SIM会社より多い
特に威力が大きいのが「PayPay」と「Yahoo!プレミアムの無料」です。
キャッシュレス化が進んでいる中、ダントツで知名度があるのが「PayPay」です。僕も利用していますが、PayPayを含む電子マネーにしてからお財布を出す機会がかなり減りました。
利用箇所も毎月増加していき、便利になっています。特にYモバイルユーザーであれば、最大恩恵(20%バック)を受けることができるので、乗り換え時に特典を得る機会はありませんが、長い目でみればPayPayの恩恵を受けることができちゃいます。
僕も近いにウェルシア薬局があるので、とっても助かっています♪
もう1つがYahoo!プレミアムです。
こちらのサービスはYahoo!関連サービス(Yahoo!ショッピング・ヤフオク・Yahoo!トラベル)を通常よりもポイントを多くゲットできたり、通常価格よりも割安で使うことができるお得なサービスです。
本来であれば月額462円かかりますが、Yモバイルユーザーであればこの月額料金がコミコミで使えます。
特に僕は月1で出張があるので、貯まったPayPayポイントをYahoo!トラベルでよく使います。
Yahoo!プレミアム価格で割引になり、Tポイント(PayPay)を使って更に割安で宿泊できるのでとても助かっています。
確認2.SoftBankのキャリアメール(@i.softbank.jp)が使えなくなる
SoftBankメールはSoftBankを契約しているから使えるメールアドレスなので、解約になればもちろん使えなくなります。
今では、LINEやSNSのDMで連絡を取り合う方がほとんどだと思いますが、30台後半のようなキャリア歴が長い方は、現役でキャリアメールを使っている方も多いですし、ネット通販などの登録メールアドレスに使用している方も多いです。
まずはSoftBankのメール(@i.softbank.jp)で登録している物を「Gmail」や「Yahoo!メール」などのフリーメールアドレスへ変更しておきましょう
確認3.Yモバイルへ乗り換える際にかかる費用を確認しておこう
Yモバイルで運用することにより、毎月の月額料金を抑えることは可能ですが、SoftBankからYモバイルへ乗り換える時にかかる費用も再度確認しておきましょう。
項目 | 金額(税抜) |
SIMロック解除 (店舗で行った場合) (既存のスマホを使う場合) | 3,000円 |
契約解除料 (契約更新月以外) | 9,500円 |
確認4.ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換えるタイミングについて
よく、「ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換えるタイミングはいつがいいのか?」というご質問を受けます。
その時に注目する点は以下の2です
- ソフトバンクの締め日は3つある
- ワイモバイルの利用開始月は日割り計算になる
ソフトバンクの締め日は、「10日・20日・末日」の3種類があり、人によって異なります。
自分の締め日を忘れてしまっている方は、確認したい携帯電話番号で「My SoftBank」(別ウィンドウで開きます)へログインし、各月の請求合計金額の下の方にスクロールすると確認が可能です。
また、ワイモバイルへの新規申込みは「申込み月は日割り計算」になるので、ワイモバイルに関してはどのタイミングで申込んでもOKということになります。
端末をそのまま使う方:「SIMのみ」の乗り換えは写真や電話帳、アプリは全てそのまま使える
今回のように、ソフトバンクの端末をそのままYモバイルで利用する場合、変わるのはSIMカードだけです。
要は受信する通信回線が変わるだけなので、端末に保存されている写真や電話帳、アプリ関連など全て同じ状態で利用できます。
機種変更する方はデータ移行が必要になるが手順は簡単
もし、ソフトバンクからワイモバイルへ乗り換えるタイミングで機種変更をする方は、データ移行が必要になります。
ですが、いまはiPhone・Android共にデータ移行は簡単仕様になっているので初心者の方でもハードルは低くなっています。
当サイトもレビューがあるので合わせて参考にして頂けると嬉しいです。
まとめ:Softbankからワイモバイルへの乗り換えは初心者でも簡単
以上が、Softbankからワイモバイルへの乗り換え手順でした!
基本、Softbankからワイモバイルへの乗り換えは1人で行うので、どうしても難しいイメージを持ってしまいがちになりますが、たったの3ステップでできちゃうので、考えているよりもずっと簡単です。
※2021年1月の時点では、ソフトバンクからのMNPなら予約番号は不要になりました。
また、申込みの途中でも画面の右側には「チャット機能」も追尾しているので、申込みをしながら直接オペレーターに質問を投げかけることも可能です。
それでは、最後にポイントをおさらいしておきましょう。
- Softbank版のスマホをそのままワイモバイルで使うにはSIMロック解除が必須!
- ソフトバンクからならMNP予約番号は不要!そのまま申し込もう
- SIMカードが届いたら回線切替をしよう
- 回線が切り替わったらAPN設定をしよう
- 全て完了後に前に使っていた通信事業者は自動で解約になるよ
- 利用開始後はMy Y!mobileとの紐付けを忘れずにね